GHANA JAPAN FRIENDSHIP ASSOCIATION
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ガーナの文化と生活

ガーナの文化

文化とは、社会を構成する人々の生活様式の総体です。
芸術、音楽、ダンス、儀式などの表現形式、また、食べ物や、衣服や祭りなども含まれます。
ガーナは西アフリカに位置する国で、東にトーゴ、北にコートジボワールに隣接しています。
サハラ以南のアフリカにおいて、初めてヨーロッパの宗主国から独立を達成した国です。
カカオ豆の産地として有名です。ガーナは10の州から構成されています。
ガーナには3つの主要民族と、多数の少数民族がいます。

公用語は英語ですが、西アフリカ独特のアクセントがあり、他には100以上の言語があります。
フランス語の国々に囲まれていたので、ガーナ独自の文化を確立することになりました。
政府公認言語として、トウィ語アクアペム方言、トウィ語アサンテ方言、エウェ語、ダガリ語、ダバニ語、アダングメ語、ガ語、ゴンジャ語、カセム語、ファンティ語、ンゼマ語があります。
他にも、民族によって食べ物、衣服、言語、婚姻の方法、お祝い、仕事や料理で使用する道具に違いがあります。

ガーナの州について

グレーター・アクラ州

グレーター・アクラ州は、首都アクラを含む10の行政区域で構成されており、ガーナで2番目に人口が多く、1番面積が小さいです。
シャイ保護区、レイク・サイド・マリーナパーク、クワメネクローマ記念公園などの観光地があります。
ガ族とアダンブス族で占められており、毎年8月にはガ族のホモウォ祭が開催されます。
他には祖先の戦争を偲むアサフォトゥム祭もあります。

セントラル州

セントラル州の州都は、ガーナで最も歴史のあるケープ・コーストです。また、ガーナで3番目に小さい州です。
多くの観光地があり、ガーナ観光で最も注目されています。カクム国立公園、ケープ・コースト城は常に観光客でいっぱいです。
この州はファンテ族で構成されています。ファンテ族は、バンクーや揚げた魚のスープや新鮮な魚のシチューで有名です。

ウエスタン州

セコンディ・タコラディは石油都市として知られており、ウェスタン州の州都です。
ウェスタン州はガーナ南部に位置し、コートジボワールの国境とセントラル州に接しています。
原油が発見されたスリー・ポインツ岬も含まれます。
ウェスタン州は、緑の生い茂る丘陵や肥沃な大地、石油のプラットフォームとともに、多数の金鉱山があります。
アカン人の氏族であるンゼマ族、ワッサ族、アオウィン族、アハンタ族で構成されており、食べ物はアシャケという焼き魚が食べられます。

イースタン州

イースタン州の州都はコフォリドゥアです。酸化アルミニウムを含む鉱石や、ダイアモンド、金などの鉱物が豊富です。
ガーナで6番目に大きい州で、人口は3番目に多いです。アドメ橋やアコソンボダムが観光地として人気です。
他にも山や谷など美しい自然が豊かで、そこも観光客で賑わっています。
農業の他には、狩猟や貿易も盛んです。イースタン州の人々は、アンペシ(カッサバ(キャッサバ芋)やヤム(ヤム芋)やプランテン(食用バナナ)をゆでるか蒸したもの)を食べます。

ブロング=アハフォ州

ブロング=アハフォ州は、ガーナの南部に位置しています。州都はスンヤニです。
ガーナの食料バスケットとして有名です。ボアーベン・フィエマ・モンキー自然保護区があります。コントミレというシチューが食べられます。

ノーザン州

ノーザン州は、ガーナ最大の州です。州都はタマレで、ガーナで最も開発されていない地域で農業が盛んです。
サハラ砂漠に近いので、ガーナ南部より乾燥しています。
ララパンガ・モスクや、ミステリアス・ストーン、モール国立公園、サラガ奴隷市場が観光名所となっています。
トウモロコシ粉とキャッサバ粉から作られるトォーザフィやラズベリー、ピーナッツスープ等、豆類を使用した料理が食べられます。

アッパーイースト州

アッパーイースト州はガーナの北東隅に位置し、北でブルキナファソと、東でトーゴと国境を接しています。
州都のボルガタンガは、貿易業者が行き交う美しい生地が売られている市場があります。
トンゴヒルズ、パガクロコダイル池、ナブロンゴ・カトリック大聖堂は観光客に人気があります。
落花生がよく採れ、落花生のスープが食べられています。

ヴォルタ州

ヴォルタ州は、ガーナ南東部の州で、ヴォルタ湖の東に位置し、州都はホです。ガーナで最後に統合された州で、中心的な民族はエウェ人です。
オクラ、魚の燻製、赤唐辛子、パーム・オイル(油やしから取った油)を煮込んだオクロ・スープが人気で、よく食べられています。

アッパー・ウエスト州

アッパー・ウエスト州ガーナで最も人口の少ない州で、北西端に位置し、北をブルキナファソと接しています。
州都はワです。ダガリ人、シサラ人、ワラ人が多く、ダガリ人は西部、シサラ人は東部、ワラ人は州都ワとその近辺の少数の村々に住んでいます。
サハラ交易では、ブルキナファソからガーナへの玄関口でした。
この地方の主産業は農業であり、トウモロコシ、雑穀、落花生、シアバター、米などを栽培しています。アヨヨスープというモロヘイヤのスープが食べられています。

アシャンティ州

アシャンティ州はガーナで最も有名な州で、州都はクマシです。
州内で最大の民族集団はアシャンティ人で、彼らはガーナの主要民族の一つです。
ガーナで栽培されているカカオのほとんどはアシャンティ産であり、この州は金の一大採掘地ともなっています。
フフという主に芋類を臼で破砕して湯で練った伝統的な主食と、スープをよく食べています。
 
国が違えば価値観も違いますが、ガーナには州によって独特の文化、習慣、価値観があります。
それらの知識を事前に知っておくことで、少しでも不安を解消して、ガーナでより良い思い出を作ってほしいと思います。

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