ガーナの文化とライフスタイル②

ガーナには、とても美しくて、面白いライフスタイルがたくさんあり、
この文化やライフスタイルはガーナ人の象徴していると言ってもいいでしょう。

ガーナの音楽ジャンル「ハイライフ」

ガーナには、多くの種類の伝統的な音楽や、現代的な音楽があります。
ガーナで生まれた音楽ジャンルで最も知名度があるのが、「ハイライフ」という音楽です。
英国ゴールド・コーストの時代に、西アフリカの音楽と西欧の音楽が融合してできた音楽です。
ハイライフに影響された若者によって、ヒップライフという音楽ジャンルも近年に誕生し、
多くの人々に好まれています。

ハイライフは、大まかにはブラス隊やギターが入る編成で、ジャズにアフリカの音楽を融合させたものです。
近隣のナイジェリアやシエラレオネ、中央アフリカといった英語圏の国に影響を与えました。
もともとは上流階級のためのダンスホールで演奏されていた音楽でした。
1950年以降はエレキギターも現れ、近年はギターバンドスタイルと、ダンスバンドスタイルの２系統が主流となっています。

ガーナの人気ミュージシャンと映画スター

ガーナの映画と音楽産業は、国内ではとても人気があり、世界にも通用しつつあります。
特に人気があるのが、イボンヌ・ネルソン、イボンヌ・オコロ、バン・ビッカー、マジッド・マイケル、ジャッキー・アッピアです。

民族衣装

ガーナの各部族の民族衣装は、お祭りや結婚式など、伝統的なイベントのときに着用します。
女性はカバとスリットを着用し、男性は各民族で違う巻き方で布を身につけています。

ガーナの民族衣装ケンテ

ケンテとは、アカン族の民族衣装で、シルクやコットンで作られています。
ケンテとは、アカン族の言葉でバスケットという意味です。
ケンテの歴史は古く、かつてガーナ中央部に存在したアシャンティ王国でつくられはじめました。
そもそもケンテは、アカン族の中でも王族のための極めて神聖な衣装として生まれました。
今では、身分に関係なくガーナで多くの人が身につけています。

ポップカルチャー

最近では、ダシキと言う西アフリカの衣服が流行っています。
腰までの丈の長さが一般的で、シンプルな布の縫い合わせのものから、オーダーメイドのものまで様々です。
ビーチウェアなど、様々な用途で着用されています。
最近の映画では、「ブラック・パンサー」がSNS上でとても話題になっています。
アフリカにある架空の王国の国王を主人公とする物語です。

まとめ

これまで紹介してきたライフスタイルや文化は、時とともに進化してきました。
いくつかは数年前に誕生したものです。
この変化は、基本的には経済、西洋文化の影響によるもって生まれました。
文化とは、国の歴史に紐付いている側面もあり、それはガーナも例外ではありません。