ガーナの漢方薬

ガーナの医療事情

健康でいることはとても大切です。
ガーナの健康問題は、今も尚大きな課題となっています。
ガーナの医療水準は医療施設ごとに全く異なります。一般的に公立の医療機関は老朽化しており、
設備や医療施設の整備は充分でなく、衛生水準は高くありません。
人工あたりのベッド数や医療従事者数は不足しています。
ガーナの健康状態を改善するために、最近では健康保険、医療施設、各種保健センターの建設など、いくつかの政策が策定されました。

漢方薬の人気

ガーナには病院に行くお金がない人がまだまだたくさんいます。
そのため、自分で買った薬で病気を治そうとします。
特に健康を維持するために、漢方薬が注目されています。
未加工の漢方から、パッケージングされた漢方薬など幅広く販売されています。
　
農村に住む人たちは、山に入り漢方薬になるものを採り、自分で煎じて飲んでいます。
これが、驚くほど元気です。漢方薬は安全で、副作用がないと言われているので人気です。

ガーナには、伝統的な薬や漢方薬だけを扱う多くの病院や医薬品製造会社があります。
いくつかは、医療施設、薬局などに販売用の製品を提供しています。

漢方医学部門と植物医学研究センターの創設

漢方薬をより安全に服用するために、政府は漢方医学部門と植物医学研究センターを創設しました。
これらの部門は基本的によく消費されている薬草が、十分に安全であり、副作用がないかどうかをチェックします。
食品医薬品局はまた、そのような製品の規制を担当する国家規制機関としても機能します。

未だにテストされていない漢方が市場に出ているが問題になっています。
テストのために膨大な金額を請求されると思い込まれており、生産者はなかなかテストをしようとしないからです。
そのため、消費者は、これらの薬剤が認定されているか否か、完全には伝えられていないのです。
ガーナでも、漢方薬の製造、試験、販売のためにある対策がしっかりと施されてほしいと思います。
そして、多くの人々に、テスト済の薬が行き渡ることを願っています。