2018-08-28
多量摂取は良くないですが、調味料は何かしら私達の身体に栄養を与えてくれます。
中でも必要不可欠な調味料が塩です。ガーナでは貴重なため、ホワイトゴールドとも呼ばれます。
塩は、調味料、防腐剤、脱臭剤など、様々な用途で使用されています。
ガーナの家庭では、料理だけでなく、怪我をしたときにも塩が使われています。塩水を塗ると短時間で血が止まるのです。
塩にはヨウ素が添加されています。ヨウ素は、人間には必須の栄養素で、
必要量は少ないながら、甲状腺ホルモンの重要な構成要素です。
甲状腺ホルモンは人体の代謝状態維持と子どもの正常な発育や発達に必要で、特に胎児と小さい子どもにとっては必要な栄養素です。
ヨウ素が欠乏すると、甲状腺腫になりますし、重度のヨウ素欠乏では、子どもに発育阻害と精神遅滞がおこり、聴覚や運動・認知機能への影響出ます。
ガーナでは、塩の採取が19世紀に始まりました。海岸線沿いに住む人々の主要な経済活動の一つです。
主に、ケンタグラグーン、ソンゴールラグーン、デンサデルタエリア、ニャヨーラグーン、オイビラグーン、アミサラグーン、
ベニヤ、ラグーンで採取されています。塩は再生可能な資源なので、毎年ガーナの経済に貢献されています。
ガーナでは年間200万トンの塩の産出が見込まれていますが、22万トンのみ採取しており、コートジボワール。
ベニン、トーゴ、ナイジェリアに輸出しています。
ガーナでは未だに、太陽光を利用した塩作りが行われています。一方で、もっと費用対効果のある方法を試している人もすでにいます。
多くの人がこの最新の方法を取り入れれば、生産が増え、ガーナ経済に今以上に大きく貢献できるでしょう。