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アシャンティの工芸品

アシャンティ州

ガーナを地図で見ると、国の中で最も小さい地域があります。
それが、アシャンティ州です。この地域は、金とココアの生産で高く評価されています。
州都はクマシで、ガーナの中央に位置しており国内でも人気がある地域です。

アシャンティ王国には、有名な黄金の床几があり、高僧であったオコムフォ=アノキエが天から降ろしたと言い伝えられています。
この黄金の床几がなくなると、王国が崩壊すると信じられています。

伝統工芸品

アシャンティの工芸品は、ガーナ伝統工芸の主役です。
鮮やかな原色を用いた横縞模様や細かな織り模様が特徴のケンテ布は、アフリカの織物の中で最高のもののひとつと評価を受けています。
他にも、さまざまな象徴、神話、ことわざなどと結びついた多数のモチーフを持ち、それらのモチーフを用いた多様な工芸品を生み出してきました。
ケンテ布は、その美しさによって価格が高騰します。
王の布とも言われており、多くの首長はケンテ布を好んで身につけます。伝統的な結婚式では、ケンテ布を着用します。
その他に、アディンクラクロスも有名です。
アカン族の紋様付きの布で、伝統的には、男性の手で大きな布にスタンプを捺す事によって作られています。
スタンプの模様は、ガーナの文化を描写するシンボルです。
その他のアシャンティの工芸品で有名なのが、アシャンティ民族の女性が持っているアクワバ人形です。
円盤状の頭は、月と女性器を象徴しており、母性、多産、子孫繁栄を願うと言われています。

陶芸

アシャンティ州は、陶芸でも有名です。
ここで陶器のお皿を購入すると、ガーナの良いお土産になると思います。
また、セラミック製品も作られています。
冷蔵庫が家庭にないのが当たり前なので、水を冷たいまま保存するために、セラミック製の鍋で水を汲んで保存しています。
木彫りはガーナのほとんどの場所で行われています。これらは、オフィス、ホテル内の装飾品として使用されます。
アシャンティには美しい彫刻を作る彫刻家がたくさんいます。彼らの作品は、非常に高い価格で売られています。

人気はビーズ工芸品

今国内で人気があるビジネスが、ビーズを用いた工芸品です。
カラフルなビーズを用いたバッグやアクセサリーを身に着けた人を見かけることができるでしょう。
女性の伝統的な婚約時に使用されるケント布には、ビーズが施されています。今は、ビーズを使った様々な商品が製造されています。
工芸品は多くの文化、芸術、伝統をもたらします。
アシャンティ州は、私たちがよく知っている工芸品と何らかの関係があります。
これらの工芸品を人気にするためには、まずはガーナ人が身につけ、外国人の目に留まる様、魅力的にする必要があります。
海外でも売られることによって認知度が上がり、ますます人気になるでしょう。

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